地下タンク漏洩検査について

弊社では、適正価格で施工し、「安心」「安全」「迅速」「ていねい」をモットーに努力を重ねてまいりました。
おかげさまで、官公庁様をはじめとして、各企業様にご利用いただいております。
危険物貯蔵施設・危険物取扱施設の検査及び保守管理・改善工事を適格に実施することで、土壌汚染の予防・環境保全の取り組みを実践し、社会に貢献していきたいと考えております。
今後とも、技術、施工方法など改良を重ねお得意様により信頼をいただけるよう努力を重ねて参ります。

なぜ地下タンクの漏洩検査をしなければならないのか

消防法『危険物製造所、貯蔵所等の定期点検』第14条3の2
政令で定める危険物製造所、貯蔵所または取り扱い所の所有者、管理者又は占有者は、これらの製造所、貯蔵所又は取扱所について、自治省令で定めるところにより、定期点検し、その点検記録を作成しこれを保存しなければならない。

こんな時は点検を

  • 消防法に定められた定期点検
  • 地震のあと
  • 残油量と使用量に誤差が出た時
  • 周囲で油の臭いがする時
  • 施設の増改築時 水害のあと
  • 漏洩検知管からタール及び油分が発見された時
  • 近所で大きな工事があった時など

地下タンク漏洩検査の実施時期

消防法等14条3の2にて1年以内に1回の検査が義務付けされています。
ただし完成検査から15年以内は3年に1回、タンクの構造等によっても3年に1回になる場合があります。

地下タンク漏洩検査の実施責任者及び必要な施設

実施責任者は、施設の所有者、管理者又は占有者です。
指定数量以上の地下タンクを有している施設は、全て定期点検をすることとなっています。

地下タンク漏洩検査フロー図

地下タンクの掃除

地下タンクの清掃はなぜ必要?

タンク内部には、水・錆び・不純物によるスラッジがタンク底部や側面に付着します。
このスラッジがタンクの腐食・ボイラーの不着火や故障の原因になります。
その為、定期的にスラッジを取り除くために清掃が必要になります。

どうやってするの?

地下タンク内部清掃と地下タンク内部循環清掃の2種類の方法があります。
確実にスラッジを取り除く為には地下タンク内部清掃が一番有効な手段です。
タンク内に侵入出来ないタンクは循環清掃になります。

どういったメリットがあるの?

タンク底部や側面に付着したスラッジを取り除く事により、タンクの寿命を延ばせ又計量機やボイラーの故障も未然に防げます。
又、タンク内を空の状態にする事で強い圧力を掛けた検査が出来、より早く漏洩を発見する事も出来ます。

どのくらいの期間でするの?

最低でも3年から5年に一度メンテナンスをすると効果的です。
大抵の大きさのタンクは1日終了しますし、サービスタンクがある場合は、ボイラーを
止める必要もありません。

地下タンク内部清掃

地下タンクの「スラッジ」を100%除去

地下タンク上部にタンク内に人が入れるマンホールがある場合の清掃方法で残油量を出来るだけ減らした上で残油を抜取り、タンク内に実際に人が入ってスラッジや水分を綺麗に拭き取ります。
地下タンクの寿命を延ばす方法としては一番有効なメンテナンス方法です。

清掃開始前

ウエス・ケレンにてタンク内清掃

清掃完了後

地下タンク内部循環清掃

侵入出来ないタンクに使用

ガソリン・軽油・灯油タンクの清掃でタンク内部に侵入出来ない場合の清掃方法です。
タンク上部の配管よりホースを挿入しタンク底部のスラッジや水分を燃料と一緒に吸上げ専用のフィルターを通して別配管よりタンク内に戻す清掃です。
コストが内部清掃に比べて低コストですが、完全にスラッジを取り除く事は出来ません。

水分や汚れ

汚れ(スラッジ)

取り除いた汚れ・水分